林田の家
所在地 津山市林田
主要用途 専用住宅
家族構成 夫婦+ご両親
敷地面積 763.26㎡
建築面積 204.00㎡
延床面積 224.43㎡
構造規模 木造、地上2階
撮 影 池本喜巳
津山市郊外に竣工した「林田の家」は、70坪の母屋の隣地に施主のご両親をお迎えする住まいを計画し、二棟をギャラリーで繋いだ住宅である。
計画は母屋の南側への増築になるため、増築による日影や圧迫感で、母屋の住環境を悪くしないように心がけた。平面計画は、採光に有利な東西の軸線を基本にしながら、敷地境界と斜めに取合う外壁を雁行させて全体を構成した。断面的には、前記のとおり、日陰の問題や圧迫感の軽減の検討から始まり、大屋根は敷地の形状に近い菱形に辿り着いた。雁行した外壁と菱形の勾配屋根のスカイラインがこの住宅の外観を創っている。
室内は、ご高齢のご両親が生活する場所であり、特に冬季のヒートショック対策に注意を要した。通路・天井裏の空気も含めて、室内の24時間の循環・換気システムを採用している。
施主とご両親の二世帯を繋ぐ「ギャラリー」にはたくさんのアートコレクションが並ぶ。二棟の住まいの動線上のスペースであるが、そこに置かれたお気に入りのアートは、時間の流を少しだけ緩やかにしてくれるように思う。お互いの生活空間をつなぐエリアをバッファゾーン(緩衝地帯)とした提案である。
計画は母屋の南側への増築になるため、増築による日影や圧迫感で、母屋の住環境を悪くしないように心がけた。平面計画は、採光に有利な東西の軸線を基本にしながら、敷地境界と斜めに取合う外壁を雁行させて全体を構成した。断面的には、前記のとおり、日陰の問題や圧迫感の軽減の検討から始まり、大屋根は敷地の形状に近い菱形に辿り着いた。雁行した外壁と菱形の勾配屋根のスカイラインがこの住宅の外観を創っている。
室内は、ご高齢のご両親が生活する場所であり、特に冬季のヒートショック対策に注意を要した。通路・天井裏の空気も含めて、室内の24時間の循環・換気システムを採用している。
施主とご両親の二世帯を繋ぐ「ギャラリー」にはたくさんのアートコレクションが並ぶ。二棟の住まいの動線上のスペースであるが、そこに置かれたお気に入りのアートは、時間の流を少しだけ緩やかにしてくれるように思う。お互いの生活空間をつなぐエリアをバッファゾーン(緩衝地帯)とした提案である。