東一宮の家
所在地 津山市東一宮
主要用途 専用住宅
家族構成 夫婦+子供3人
敷地面積 315.00㎡
建築面積 129.68㎡
延床面積 204.06㎡
構造規模 木造、地上2階
撮 影 岸本泰三建築設計室
近年、市街化が進んでいるこの地域では有るが、敷地周辺にはまだ沢山の水田を残している。将来の周辺環境は確定的ではなく、敷地の状況・場所性から設計のヒントを得るのは困難であった。唯一、横野の滝を北端とする、横野川の流れに沿った南北軸が存在する。この計画は家相による設計原理に悩まされ、第9案で基本設計の了解を頂いた、ご夫婦と3人の子供さんが住む住宅である。
玄関ホールの7m近い天井高さを持つ南北に長い吹抜空間がこの住宅を特徴づける。この吹抜空間を通って全ての部屋にアプローチする計画である。住宅としては大型の南北へ抜ける開口部と天井の高さで、平面的な狭さを補った。北側の開口部から中国山脈を望む、方向性を持った快適な吹抜空間を目指した。
もう一つの試みは「庇」である。「晴れの国 岡山」と言えども、「庇」は日本の気候において、生活の上でも、耐候性からも重要な要素である。この庇を積極的にデザインすることを試みた。この住宅が将来の津山の町並みの風景に少しでも貢献できれば嬉しい。
ある制約の中で、部分的な解決を試みることが、今回の施主とこの住宅のための私の役割と考えた。
玄関ホールの7m近い天井高さを持つ南北に長い吹抜空間がこの住宅を特徴づける。この吹抜空間を通って全ての部屋にアプローチする計画である。住宅としては大型の南北へ抜ける開口部と天井の高さで、平面的な狭さを補った。北側の開口部から中国山脈を望む、方向性を持った快適な吹抜空間を目指した。
もう一つの試みは「庇」である。「晴れの国 岡山」と言えども、「庇」は日本の気候において、生活の上でも、耐候性からも重要な要素である。この庇を積極的にデザインすることを試みた。この住宅が将来の津山の町並みの風景に少しでも貢献できれば嬉しい。
ある制約の中で、部分的な解決を試みることが、今回の施主とこの住宅のための私の役割と考えた。