どんどん市場(改修)
所在地 勝央町
主要用途 店舗、集会所
敷地面積 881.70㎡
建築面積 406.94㎡
延床面積 367.49㎡
構造規模 鉄骨造
撮 影 スタジオレム 平桂弥
どんどん市場はJA(農業協同組合)の店舗を改修した施設である。地元の社団法人が運営する店舗と地域住民の交流のための場として再整備された。
建物は本館棟と倉庫棟(荷解き場・事務室・倉庫)で構成される。本館棟内部は店舗・飲食スペース・多目的ホールの三つのスペースに分けられる。三つのスペースを可動する間仕切りで区切っている。店舗と多目的ホールの間に配置された飲食スペースは、間仕切りの開閉によって、店舗側からも、多目的ホール側からも一体的に利用できる。広さは無いが本格的な調理器を備えた調理室は、店舗への飲食物をサービスするとともに、地域の高齢者の見守りを兼ねた弁当の配達サービスも視野に入れた計画である。
入口正面には屋根を架けた半屋外スペースを増築した。これは定期的にやってくる移動販売車を楽しみにする方々が、天候を気にせずに買い物ができることを考えた。また、駐車場で催される地域のお祭りでは、飲食スペースに設置している可動畳をここに移動させ、民家の縁側のように使って頂くことを提案した。
地域住民の高齢化や買い物難民の問題が顕在化する中で、住民と行政の努力によって生まれたこの場所が、地域コミュニティにおいて重要な役割を担っていくに違いない。
建物は本館棟と倉庫棟(荷解き場・事務室・倉庫)で構成される。本館棟内部は店舗・飲食スペース・多目的ホールの三つのスペースに分けられる。三つのスペースを可動する間仕切りで区切っている。店舗と多目的ホールの間に配置された飲食スペースは、間仕切りの開閉によって、店舗側からも、多目的ホール側からも一体的に利用できる。広さは無いが本格的な調理器を備えた調理室は、店舗への飲食物をサービスするとともに、地域の高齢者の見守りを兼ねた弁当の配達サービスも視野に入れた計画である。
入口正面には屋根を架けた半屋外スペースを増築した。これは定期的にやってくる移動販売車を楽しみにする方々が、天候を気にせずに買い物ができることを考えた。また、駐車場で催される地域のお祭りでは、飲食スペースに設置している可動畳をここに移動させ、民家の縁側のように使って頂くことを提案した。
地域住民の高齢化や買い物難民の問題が顕在化する中で、住民と行政の努力によって生まれたこの場所が、地域コミュニティにおいて重要な役割を担っていくに違いない。