高等学校教室棟
所在地 岡山市北区
主要用途 教室
敷地面積 22815.92㎡
建築面積 1870.80㎡
延床面積 5876.32㎡
構造規模 RC造、地上4階
撮 影 中桐暢良
1枚目は岸本泰三建築設計室
※共同設計
岡山市の普通科と専門科の総合学科を持つ私立高校、全校生徒(850人)のホームルームと特別教室の計画である。マスタープランの無い、古い既設校舎との関係を考えるのではなく、高校の敷地環境、隣接する本館との動線を解決しながら、新校舎単独で程よく完結した建築を提案した。
平面計画はパティオを中心に外廊下を配置し、回遊性を考えた。南北に長くサーキュレートする廊下の両端の避難階段に加え、パティオに設けたペデストリアンデッキ、屋外階段で、各教室間のレスポンスの向上を図った。また、外廊下のところどころにあるデッキスペースは、休憩時間の学生たちの「デン」となるはずである。
国道から望む外観は、外壁から斜めに突出したコンクリートの壁と、それに嵌め込まれた煉瓦の透し積みが見える。夏季の厳しい西日、国道から教室への視線・騒音を、その壁で緩和している。
新校舎に内包されるパティオは背の高い樹木を植え、「夏を旨」としてデザインされた。各階のオープンテラスから流れこむ風は、植物の蒸散作用と木陰の土間を抜けて、ひんやりとした空気がパティオを流れていく。見上げれば、木漏れ日の中にペデストリアンデッキを行きかう賑やかな学生の姿を捉えることができる。
平面計画はパティオを中心に外廊下を配置し、回遊性を考えた。南北に長くサーキュレートする廊下の両端の避難階段に加え、パティオに設けたペデストリアンデッキ、屋外階段で、各教室間のレスポンスの向上を図った。また、外廊下のところどころにあるデッキスペースは、休憩時間の学生たちの「デン」となるはずである。
国道から望む外観は、外壁から斜めに突出したコンクリートの壁と、それに嵌め込まれた煉瓦の透し積みが見える。夏季の厳しい西日、国道から教室への視線・騒音を、その壁で緩和している。
新校舎に内包されるパティオは背の高い樹木を植え、「夏を旨」としてデザインされた。各階のオープンテラスから流れこむ風は、植物の蒸散作用と木陰の土間を抜けて、ひんやりとした空気がパティオを流れていく。見上げれば、木漏れ日の中にペデストリアンデッキを行きかう賑やかな学生の姿を捉えることができる。